戦国時代のアイドルたち③
こんにちは なりチョップです
いよいよ平成も終わりますね。
しかしGWはまだ続くのでゆっくり羽根を伸ばしましょう。
午後のティータイムはアイドルブログでも読んでください笑
さて、平成アイドルの振り返りは乃木坂46で最後です。
ごゆるりと楽しんでください。
アイドル界最高の美しさ
以前AKB48がソニーと提携を結んでいたが、ヒットし始めた大声ダイヤモンドからレコード会社がキングレコードに変わってしまった。
ソニー側としては痛い思いをしたことから、ソニーエンターテインメントと秋元康の合同プロデュースで乃木坂46が誕生した。
写真集
乃木坂46の魅力といえば、その美貌だ。
とにかく皆顔が美しい。
写真ではこの美しさを余すことなく出している。
有名なのもは白石麻衣さんのパスポート。こちらは累計33万部売り上げている。
白石麻衣『パスポート』アマゾン https://t.co/gvT8anRqwi
乃木坂と聞いて歌を思い浮かべる人は案外いないのではないだろうか。
アイドルは歌って躍るべきである、そういった先入観は乃木坂によって打ち砕かれたかのように思われる。
これまでのアイドルとは活躍の場を変え、様々なフィールドを開拓し活動の場を広げ続けている。
社会人女性の代表
乃木坂46は2011年にデビューを果たしたものの、開花するまで時間を要した。
そのためヒット時はすでに彼女たちは二十歳近くになっていた。
逆にこのことにより乃木坂46社会の女性の代表的な面を見せ始めた。
乃木坂46のCMで思いつくものとして「バイトル」や「はるやま」などターゲット層として女子大生、新社会人辺りのものが多い。
彼女たちは社会に参画する世代の女性たちの理想として出演し、そして支持を得た。
個人的な観点で語る乃木坂46
乃木坂を語るに辺り、どうしても避け得て通れないのがその美しい顔です。
基本的に乃木坂46のパフォーマンスは美しい顔をいかにより美しく見せるかに重きを置かれています。
乃木坂のダンスを思い出していただきたいのですが非常に手の振りが難しく目まぐるしい速さで動いていきます。
一方でステップはそんなに複雑なものはないです。
この理由としてカメラ写り、カメラ映えを考えたさいにステップが激しくなるとブレが生じ、美しく魅せることが難しいからだと考えています。
このおかげでカメラで抜かれた彼女たちの顔はどの角度でも美しく映るのです。
腕や手でしっかりと動きを見せ、自身は地に足をつけその顔をぶれさせない。静と動のバランスが上手く計算されています。
彼女たちの魅せ方をよく理解している振りになっているなと、プロデュースの腕前に思わず感心していまいました。
静と動のバランスを感じるシンクロニシティ
平成のアイドルを振り返って…
平成のアイドルを振り返って、アイドルビジネスのあり方やその売り出し方の変化を整理できた気がするので、最後にそれをまとめてみようと思います。
平成前期
SPEEDから松浦亜弥まで
彼女たちの本質はあくまで歌にありました。
彼女たちはアイドルである以前に音楽の表現者であったのです。
歌で、踊りで、その表情でその世界を歌で表現していました。
そして憧れの、手の届かない存在として音楽業界を引張ていたと思います。
平成後期
アイドルの沈黙期を破ったAKB48が打ち出したキャッチコピーは「会いに行けるアイドル」でした。
この言葉からも伺える通りアイドルはより身近な存在と変わりました。
たくさんの人に応援され、逆に応援するようになったのです。
アイドルを応援することで得られる感動体験がその本質となったのです。
アイドルって面白い。
戦国時代のアイドルたち②
こんにちは なりチョップです
もう平成もあと少し…もうしばしお付き合いください!
今回はももいろクローバーZです。
週末ヒロイン
スターダストプロモーション所属のアイドル。
デビュー当時全員が学生であったため、主に土日に活動をしていたことから週末ヒロインと称していた。
いわゆる地下アイドルから始まった彼女らは、AKB48と違い専用の劇場を持っているわけではない。
そのためより精力的な活動を求められていた。
体験共有型のライブ活動
ももいろクローバーZの醍醐味は『ライブ』である。
ライブ年間動員数で2度に渡り女性部門1位を記録していることからも伺える通り、ももクロの活動はライブ中心だ。
ライブを大切にしているからこそ、ももクロはどんなときも生歌を届け、全力でダンスする。
地下アイドル時代のももクロライブ映像
同じメンバーでずっと
ももクロはモー娘。やAKBのようにメンバーチェンジを行わない。
デビューしてからずっと同じメンバーで活動を続けている。
もちろん、卒業したものもいるが去る者追わず、しかし追加メンバーを募集することは行っていない。
それもももクロの特徴とも言えるだろう。
ももクロカラー
ももいろクローバーZといえば、赤や黄、ピンクや紫などそれぞれイメージカラーが存在する。
このイメージカラーは一目で個人を覚えられるなどの意味ももちろんあるが、それ以上にそれぞれのキャラクター・個性・役割を表している。
カラーを与えられることでそれをより意識し、互いに個性がぶつかり合うことなく尊重する関係が築かれている。
個人的な観点で語るももいろクローバーZ
地下アイドルの理想形というのがももクロに対する印象。
まさにシンデレラストーリーって感じです。
前回のAKB48の記事でも述べた通り、この時代のアイドルは付加価値の高い体験を提供する媒体となりつつありました。
ももクロの場合はそれがライブで、彼女たちは一生懸命に歌い躍る姿を提供していたのです。
かなり現場主義なアイドルだなと感じます。
そういう観点から見ると他のアイドルとは一線を画す逸材のように思えますね。
ももクロのすごいところはいい意味で変わらないところです。
ライブスタイルや衣装など、変わらずい続けることは容易くないでしょう。
だからこそ、彼女たちの所作や技術の向上がよりはっきりと伝わるため、その成長を感じファンは応援を続けるんでしょうね。
こちらは4人になってのライブ映像
本当にライブが楽しそう!
戦国時代のアイドルたち①
こんにちは なりチョップです
今回からはアイドル戦国時代と言われた2010年代のアイドルたちに注目して語っていこうと思います。ヒアウィゴー!
会いに行けるアイドル
秋元康がプロデュースした平成を代表するアイドル。
AKB48は秋葉原に専用劇場を構え、ほぼ毎日劇場公演を行い通称『会いに行けるアイドル』で親しまれている。
AKB48のアイドルビジネスはアイドルとファンの距離をより近いものとし、成長過程を応援することがその本質となっている。
CDシングル選抜総選挙
AKB48の代名詞とも言えるイベントの一つ。
シングル表題曲のメンバーをファン投票によって決めるいわば人気投票企画だ。
投票方法はファンクラブに加入するか、投票券が封入されたシングルCDを購入するかのいずれかだ。
この投票券を得るために大量のCDを購入するファンも多数存在し、総選挙がもたらす経済効果は相当なものだ。
この人気投票の結果に当人、そしてファンは一喜一憂し彼女たちそれぞれの物語に思いを馳せるのだ。
選抜メンバーによるシングル
新たなビジネスモデル展開
AKB48はそれまでテレビを中心に活躍してきたアイドルとは大きく変わり、アイドルにお金を落とす方法を様々な側面から形成してきた。
その代表的な例が先に述べた投票券や握手券などをCDに封入するいわゆるオマケ商法だ。
もちろん、それまでもブロマイドや特典を付けたCDの販売はあった。
しかし、AKB48が提供したのはより付加価値の高いアイドルへの直接的な還元(投票)や間近でアイドルと触れ合える機会(握手)だった。
こういった背景から2010年代を境に「アイドル」趣味は一般的なものとなっていった。
個人的な観点で語るAKB48
アイドル文化が栄えて「推し」という言葉が一般にも広まりました。
この推しという言葉を広めたのもやはりAKB48で、総選挙でも推しが一つでも上の順位になることをファンは望むのでした。
そんな私の推しは佐藤亜美菜さん。
甘い声とクリっとした大きな瞳が特徴的です。
彼女は第1期研究生としてAKB48に入り、黎明期から積極的に活動を行っていました。
しかし、総選挙以外でシングルメンバーに選抜されたことが一度もない珍しい方でした。裏を返せば第3回総選挙のシングルまではメンバーに選ばれており、総選挙の申し子、シンデレラガールと呼ばれていました。
今は声優として活躍されており、着実にキャリアを積まれ今後にも期待したいですね。
AKB48の言ったらドラマ仕立てのPVが印象的です。
そのPVのドラマでは彼女たちは女子高生に扮し、そのドラマで等身大の女子高生像を描くのです。
こちらは女子校での文化祭仕立ての大声ダイヤモンド。
衣装もブレザーの制服を少し着崩した風のものが多く、同年代の支持を得られた要因でもあると考えます。
AKB48は売っていたのはあくまで曲ではないと私は思っており、これは別にディスっているわけではなく、彼女たちが売っていたのは等身大の女子高生を演じる彼女たち自身だと考えているからです。
大人と子どもの境である女子高生は成長物語にはピッタリでビジネスモデルともマッチしています。
まだまだ幼く、心の葛藤もある中、総選挙という格付けにより現実を思い知る。
そこから生まれるそれぞれのストーリー、これがAKB48がトップアイドルとなりえた理由なのではないか、私はそう思います。
テレビ時代のアイドルたち③
こんにちは なりチョップです
今週を乗り切れば怒涛の10連休まさにYeah!めっちゃホリディですね。
今回ご紹介するのは桃色片想いやYeah!めっちゃホリディでおなじみのあややこと松浦亜弥です!
アイドルサイボーグ
松浦亜弥はモーニング娘。の妹分オーディションで合格し、デビューに至った。
友人に借りたモーニング娘。のCDについていたオーディションの告知を見て参加したとのこと。
あややの愛称で親しまれ独特の愛らしいキャラクターを武器にトップアイドルとして君臨した。
あややが他のアイドルと異なる点、それはたくさんの人にモノマネをされている点だ。
モノマネしやすい特徴的な表情
あややの魅力はコロコロと変わる表情だ。
一曲の間に笑ったり怒ったり泣いたり…とにかく豊か。
そして強い特徴を持っている。
その特徴を元に前田健、はしのえみ、ミラクルひかる、はるな愛など数々の芸能人がモノマネをしてきた。
彼らのモノマネを見ても、やはり意識される部分は表情。
顔の角度、目の開き方、口の形どれを取ってもあややの表情は誰の真似でもないオリジナルだ。
そしてどんな表情になってもあややのかわいい顔が崩れることがない。
まさに隙がないアイドルサイボーグの二つ名にふさわしい。
これらに加え、あややのモノマネがウケたのはあややが国民的アイドルであったこともやはり起因しているだろう。
個人的にツボなあややモノマネ
LOVE涙色
モノマネを見て誇張表現だろと思ったら大違い。本人マジでやってるんですよね。
そして表情の作り方がモノマネされてるお二方がとてもお上手。
何より恐ろしいことに前田健のあややモノマネを見た後あややを見るとマエケンに見えてくる不思議。
CM女王あやや
2005年同率一位ではありますが松浦亜弥はCM女王に輝いた。
あややのCMといえば何を思い浮かべるであろう。
有名なCMを書き出してみる。
・パピコ(グリコ)
・プリッツ(グリコ)
・午後の紅茶(キリン)
皆さんも知っているCMがきっとあったことだろう。
とくにティセラのCMでは「桃色片想い」と「ね〜え?」はCMソングにも起用され話題を集めた。
あややは表情だけでなくその声もキャッチーである。
こちらはティセラのCM。
あやや独特の表情も魅力的だが、最後の「でた!」の一言は非常にアイドルらしさが出てる。
テレビの勢いが強かった時代に多数のCM出演を勝ち取ったあややは、知らぬ人はいない紛れもない国民的アイドルであった。
個人的なあややに対する評価
私は幼少期あややのCMがとても大好きでした。
午後の紅茶のCMはモノマネするくらい好きで後に母親にいじられた記憶もあります(汗)。
午後の紅茶のCMは2003年から2008年の5年間起用されており、かなり長いのではないでしょうか。
私の印象に一番残っているのが午後の紅茶の最初のCM(下の動画)
ただただあややが歌いながらグラスに注いで飲んでいるだけ。
な・の・に!引き込まれてしまいます。美味しそうに飲みますよね〜〜
美味しそう、そしてキャッチー。
あややのCMはこのキャッチーさがたまらない。
ちなみに私の妹はパピコのCMのマネをしていましたね。姉妹似るところがあるものですね。
ここまであややのキャラクター性を中心に語ってきましたが、あややを語る上でもう一つ重要なことがあります。
それは”歌”です。
あややの歌唱力は様々な音楽関係者も認めています。
あややの歌は歌ってみればわかりますが案外難しい。
つんく♂の要求に応え、その上で自分の色を出すのはそう簡単にはできません。
つんく♂のすごい点はあややを発掘したのももちろんですが、中学生・高校生のあややが歌うからこそ光る曲をたくさん作ったことです。
すんげぇ、すんげぇ言ってるすんげぇ曲です。
もしこの曲を他の女性シンガーが歌ったとしても、ここまでの魅力はでないと思います。
このとき学生として青春真っ盛りだったあややが歌うことによって完成したのです。
一方で十九歳頃のあややの歌はこんな感じ。
これはこれであややの魅力に溢れているのですが、気がつけば あなたは15~16歳のあややが歌ったとしても完成しなかったでしょう。
このときのあややだからこそ歌えた一曲。
そのときにしか表現できない曲を作り続けたつんく♂、そして表現者として歌を磨き続けた松浦亜弥のコンビネーションは最高です。
女性アイドルは寿命が短い、賞味期限が短いなどよく言われますよね。
女性アイドルとして活躍された方の多くはタレント業に移行したり、女優業に専念したり歌から離れる方が多いです。
しかしあややは活動休止まで歌い続けアイドルであり続けました。
一度ステージに上がれば観客の注目を瞬時に集めるスターだったのです。
こちらは2009年のHello! Project コンサートの様子です。
ハロコンはハロープロジェクトに所属する多数のタレントが出演するコンサートです。
すなわち皆それぞれの推しを目当てに足を運んでいるわけですが、この映像を見るとあややのソロコンサートなんじゃね?と思うくらい盛り上がってるんですよね。
会場が一体となって盛り上がる様子は圧巻の一言。
そんな松浦亜弥は2013年に結婚をきっかけとして活動を休止しました。
活動初期から交際を続けていた方と結婚したそうです。
生き方までアイドルと言わんばかり。
平成を代表するソロアイドルは松浦亜弥しかいません。
テレビ時代のアイドルたち②
こんにちは なりチョップです
テレビ時代のアイドルと題しましてアイドルの紹介を行っています。
今回はモーニング娘。はりきっていこー
オーディション番組が生んだ国民的アイドル
大人気オーデション番組ASAYANから誕生したアイドルグループである。
当初はシャ乱Q女性ロックボーカリストオーディションの最終選考で落選した5名による女性ボーカルグループであった。
ASAYAN - Wikipedia シャ乱Q - Wikipedia
ASAYANはナインティナインが司会を務めるテレビ東京のオーディション番組。
同番組でモーニング娘。の2期、3期、4期メンバーオーディションも開催している。
ただし、5期以降は別番組で募集を行っている。
ASAYANのオーティションの特徴は、事務所に所属いていない全くの素人でも応募が可能である点である。
芸能界に憧れる歌が好きな少女たちが自身の夢を叶えるためにその足がかりとなったのがこの番組だ。
モーニング娘。のオーディションには落選したもののプロダクションの目に止まり芸能界入りした人もたくさんいる。
オーディション番組であるため、もちろんその選考過程はテレビで放送される。
視聴者はデビュー前の素人状態の彼女たちを誰が選ばれるのか、誰がデビューするのかワクワクしながら見るのである。
そしてモーニング娘。としてプロとしてデビューした姿を様々な番組で目の当たりにする。
こうした少女たちが成長する姿を見ることが一つの醍醐味であった。
いわゆる現在多数存在する「成長する姿を応援する」アイドルビジネスの先駆けとも言えるかもしれない。
なっちのオーディション映像
モーニング娘。結成
さて、テレビ時代のアイドルとしてモーニング娘。を挙げているが、ASAYANはまだその入り口に過ぎない。ASAYAN以上にモーニング娘。を語るのに欠かせないのが音楽バラエティー番組だ。
音楽バラエティー番組
2000年代はHEY!HEY!HEY!やうたばんなど、トーク型音楽番組が人気であった。
モーニング娘。はこのような番組に数多く出演をしていた。
MUSIX!はモーニング娘。がMCを務めていた音楽バラエティー番組だ。
キャイ〜ンとともにゲストとトークをしたり、コントに挑戦したりとバラエティー色の強い番組であった。
もちろん彼女たちの楽曲を披露することも多く、フルコーラス歌うことも度々あった。
うたばん
うたばんは彼女たちのキャラクター性を上手く引き出した番組で、さらに人気を高めたといっても過言ではない番組だ。
石橋貴明と中居正広との掛け合いにより彼女たちの個性が際立ち、番組内のゲームでは彼女たちの様々な表情をとらえていた。
言わずもがなうたばんは石橋貴明と中居正広の番組であるが、モーニング娘。は出演回数が非常に多く、特に2001年には冠番組でもないに関わらずうたばんにほぼ毎週ゲストとして出演していた。
そしてこのような個性的なキャラクター性を活かし彼女たちはバラエティー番組に引っ張りだことなる。
その代表的な作品がめちゃ×2イケてるッ!だ。
大人気オファーシリーズから始まり、私立岡村女子高等学校の生徒として彼女たちは修学旅行をし、学力を競い、そして体力を競い合った。
これらの企画で彼女たちはほとんど歌わず、様々な企画に挑戦した。
男性アイドルで初めてバラエティーに参画を始めたのがSMAPであったのに対し、女性アイドルでバラエティーに参画したのはモーニング娘。が初めてであった。
個人的な感想
私も幼い頃モーニング娘。のオーディション番組を観た記憶があります。
オーディションってすごくワクワクしますよね。
メンバーチェンジというのもモーニング娘。が先駆けなきがします。
モーニング娘。に入る人は皆自身の夢を叶えるために加入するのですが、一方でモーニング娘。を卒業する人もまた自身の夢を叶えるために卒業していきます。
黄金期のモーニング娘。は一女性として非常に自由で、卒業後結婚報告をする人も多数いました。
現在のアイドル界では恋愛禁止を謳うことが多いのに対し、モー娘。はその束縛がなかったように思います。
今では驚くべきことかもしれませんが、2004年にリリースされた女子かしまし物語では辻ちゃんが合コンの誘いのメールを送る一節が歌われており、アイドルである以前に一人の女の子なんだと実感させられますね。
また学業を優先し、大学進学を機に卒業する人もいました。
一人一人のキャリア感が強く、またそれを叶えられる環境にあったことも幸いですね。
私がモー娘。で好きなところはバラエティーで見せるおバカな様子と、歌を披露するときのプロ意識の高いキリっとした表情のギャップです。
歌になった途端、全員スイッチが切り替わったかのようになるのです。
そもそも歌手になりたくて加入した人が多かった黄金期は、皆歌に対する思い入れが強くプライドを持って歌っていました。
プロデューサーであるつんく♂もまたこだわりが強く、歌割はそれぞれの声質を加味し細かく設定していました。
ワンフレーズしか与えられないメンバーでも、そのワンフレーズにとても味がありモーニング娘。の歌をより引き立てるんですよね。
メンバーチェンジの多いモーニング娘。はもちろん過去にリリースした曲を現在のメンバーで歌うこともありますが、どの曲に関してもオリジナルメンバーが最も完成度が高いです。
その理由はやはり歌唱力ではなく、それぞれのもつ個性的な歌声のマッチングなんだと思います。
この曲のこの部分はやっぱりあの子じゃなきゃダメなんだ!!って思いますね。
矢口といえばセクシービームのイメージですが恋愛レボリューション21の「so come on」も鉄板
シャボン玉は何と言っても小川の「アイ!」は誰にも真似できない独特の魅力がある
シャボン玉は特に個性が爆発した楽曲。他にもいろいろあるのですが、個人的にオリメンによる最高傑作はこれですね。
モー娘。やはりよい。
テレビ時代のアイドルたち①
こんにちは なりチョップです
平成のアイドル史を振り返るこの企画、今回からは各アイドルにフィーチャーしていきます。
平成アイドルといっても30年の時間が経つと社会的背景など変化が激しいもので、アイドルの活躍の場も大きく変わったと思います。
ということで、テレビ時代のアイドルと題してSPEED、モーニング娘。、松浦亜弥の3組を見ていきたいと思っています。
第一弾はSPEEDです。
沖縄アクターズスクールが生んだ女性ダンスボーカルグループ
SPEED
かの有名な安室奈美恵や三浦大知といった歌って踊れるがコンセプトのライジングプロダクション所属アーティスト。
安室奈美恵より身近な小・中学生の憧れの的として君臨し、J-POP界にその名を轟かせた。
SPEEDを語る上で重要なポイントは大きく二つ、言わずもがな歌と踊りだ。
歌って踊れるアーティスト
SPEEDの一つ目の特徴は瑞々しい歌声だ。
小・中学生の少女の声は厚みはないが、非常に瑞々しく透き通っている。この歌声がユニゾンとなることで厚みを出しているのが特徴的だ。
次に踊りだが、アクターズスクールでそれぞれレッスンを受けていたため非常にレベルが高い。
ここでレベルが高いというのは難しいステップを踏めるという意味では決して無く、全員が全員音に乗ることができるという意味である。
小・中学生が音に乗ってハツラツと歌を歌うだけで非常に絵になったものだ。
彼女たちはまさに全身で音楽を表現していた。
アクターズスクールとライジングプロダクション
SPEEDなどライジングのグループは提携を結んだダンススクールの広告塔としての役割も一部担っていた。
SPEEDの他に安室奈美恵、三浦大知や満島ひかりらが所属したFolderなどアクターズスクール出身のアーティストたちもこの時期に活躍している。
彼らの紹介の際には必ずと言っていいほど沖縄アクターズスクールという冠が付いてきた。
当時小中学生であった彼女たちはスクールに通う世代と近しく、まさに広告塔としてその影響は多大なものであったに違いない。
しかし、ただテレビ番組に出演するだけでは簡単には人気に火がつかない。なにより宣伝をするにはたくさんテレビに映る必要がある。
そんな彼女たちを語る上で欠かせないのがテレビ番組のTHE夜もヒッパレだ。
THE夜もヒッパレ
日本テレビ系列の番組で、毎週邦楽トップ10にランクインした楽曲を出演するアーティストがカバーするという内容である。
この番組にはライジングのアーティストも多く出演し、安室奈美恵とSPEEDはレギュラー出演していた。
カバーであるものの毎週歌番組に出ていたため、すぐさまお茶の間に広がった。
こうしたコンスタントなテレビ出演によりSPEEDはトップアイドルへと登りつめたのだった。
THE夜もヒッパレの出演映像
もちろんSPEEDは歌うだけでなくダンスもバリバリ踊る。
SPEEDとR&Bの相性は抜群
個人的な感想
現在のアイドルグループに比べるとダンスパフォーマンスは派手でもないんですが、ライジングが掲げる歌って踊れるを貫いたグループです。
まあ時代を考えればレベルは高いのではないでしょうか。
正直私の中でSPEEDはアイドルとアーティストの間の位置付けで、後のアイドルに比べるとキャラクター性ははっきり言って薄いですね。
時折女子中学生らしい一面も見せますがその程度といったところ。
ただ、キャラ売りをせずパフォーマンスで魅せていたためカリスマ性は逆に高まったのかなと思います。
この時代、世はまさに沖縄アクターズスクールブーム。SPEED、安室奈美恵、DA PUMP、Folder名だたるアーティストたちがメジャーデビューを果たしています。
しかしこのブームもSPEEDの解散後2000年を境として収束しちゃいます。
そしてその後しばらくライジングのグループが注目を浴びることはなかったです。
しかし近年、荻野目洋子のダンシングヒーローの再ブレイクを皮切りに三浦大知の紅白出場、DA PUMPの再ブレイクなどライジングの時代が戻ってきたなと感じます。
私は三浦大知やDA PUMP、そしてフェアリーズのファンであり、ライジングプロダクション所属のアーティストに注目が集まってきていることが本当に嬉しいです。
令和では彼らのさらなる活躍とともに、彼らの意志を継ぐ新たな少年少女たちのグループが誕生することをとても期待しています。
平成のアイドル史を振り返る
平成アイドル史をここに語る
平成も残りわずかということで、個人的に平成アイドル史を語っていこうと思う。
平成と銘打ったものの、私が生まれてからのおよそ23年間におけるアイドルレビューになるのでその点はご了承いただきたい。
また今回は女性アイドルにのみ焦点を絞ってレビューを行う。
男性アイドルに語ろうと思うと90%くらいジャニーズのアイドルグループになるのは目に見えているからである。
まずは平成アイドル史の大まかな概要から
ザッとこんな感じでまとめてみた
・名前
・活躍期間
・3行紹介
・代表曲
SPEED (1996~1999)
・女性4人組のダンスボーカルグループ
・安室奈美恵や三浦大知を輩出した沖縄アクターズスクール出身
・人気テレビ番組「THE夜もヒッパレ」などに多数出演
代表曲 Body And Soul White Love
R&Bが似合う女性4人組。かっこいい。
モーニング娘。 (1998~2002)
・ASEYANオーディション番組発のつんく♂プロデュースアイドルグループ
・ハロー!モニングなど冠番組も有名
・メンバーチェンジを経ながら現在も活動を続けている
代表曲 LOVEマシーン ザ☆ピース!
ミニモニ。めっちゃ好きだった。
松浦亜弥 (2001~2004)
・モノマネ芸人が多数現れるほどの特徴的なキャラクターと抜群の歌唱力を持つ
・CM女王にも輝いた
代表曲 桃色片思い Yeah!めっちゃホリディ
あややのCM好きだった。午後ティとかプリッツとか親に買ってもらった思い出が蘇る。
AKB48 (2008~2012)
・秋元康プロデュース会いに行けるアイドルグループ
・専用劇場にて頻繁に公演を行うことでファンとの距離をより近付けたアイドル
・総選挙や握手会などファン参加型イベントも多数ある
代表曲 フライングゲット ヘビーローテーション
高校時代、友人と総選挙の話で盛り上がった思い出。
アニメAKB0048も観てた。
ももいろクローバーZ (2012~2014)
・週末ヒロインというキャッチーコピーで主に土日に活動していた
・初期はヒャダインが楽曲提供を行い、激しいパフォーマンスと生歌が特徴
・ライブの年間動員数で女性アーティスト1位になったこともある
友人がももクロファンだった。海老反りジャンプとか有名だったよね。
乃木坂46 (2015~2018)
・秋元康プロデュースAKB48の公式ライバルアイドルグループ
・驚異の顔面偏差値を誇る美少女集団
・写真集の売り上げは歴代アイドルの中でも群を抜いている
代表曲 インフルエンサー
顔がいい。その一言に尽きる。
以上の6組が個人的な平成を代表するアイドルである。なお2004~2008の間にアイドル史の空白期間が存在するが、この期間は堀北真希や長澤まさみなど若手女性俳優が多数活躍していたため、アイドルグループが注目されることが少なかったと考える。
簡単ではあるが平成のアイドル史を振り返ってみた。
今後は各アイドルにフォーカスを当てて語らおうと思う。乞うご期待。